森林・森 生態系

雑木林や森の主役・脇役であるドングリたちが、 私たちにどんなことを

森林生態系森林の土壌

森林を取り巻く環境と、樹木を主とする植物群、地上の動物、 土壌生物が相互に関係し合い、バランスを取りながら、円滑な物質循環の流れで結ばれた生物共同体。生産者・消費者・分解者から構成される。

img_20070303T170848921

植物(生産者)

 草や木などの緑色植物が、太陽エネルギーを利用して、土中の水分と二酸化炭素から、 酸素と炭水化物を生成する。

 

img_20070303T170849781

動物・昆虫(消費者)

 昆虫や草食動物は、植物の葉などを食べ、その動物や昆虫を鳥類(猛禽類など) や肉食動物が食べるという、植物連鎖が展開される。

 

土壌生物(分解者)

 落葉落枝や動物の死骸は、センチュウ・土壌動物・微生物・菌類などの栄養源となり、 分解され有機物から無機物へと還元され、再び植物に吸収される。
 地球の掃除屋さん

 

森林の土壌(水源かん養機能) 森林土壌のについて

1.その元になる岩石や火山灰などの母材が風化して粘土になり、 それが樹木の落葉落枝などの分解して出来た腐植と結びついて、細かい粒子を作ることによって出来ている。

2.落葉などの分解途中の有機物が堆積したA0層、腐植を多く含むA層、 粘土のほうが多いB層、腐植を含まない粘土の層C層と、層位に分かれている。

3.気候(降水量と気温)、生物(動植物や微生物)、母材、地形の総合作用を受けて、 長い年月をかけて様々な土壌が自然に発達する。

 わが国での森林では、褐色森林土、黒色土、ポドゾルなどの土壌が見られる。 土壌が違えば、養分の含有量や表層に発達する構造の種類も違う。土壌の各層位の厚さや構造の種類によって、 水を保有する隙間の量や大きさも異なり、水源涵養や養分供給のはたらきなど森林生態系の物質循環、水循環を左右する役割を演じている。


 林業についても杉・ヒノキなどの人工林では、落葉樹・ 広葉樹林などに比べ水源涵養機能が劣ると一般的に言われるが、間伐などの施行が整った人工林では、 下草などの林床が発達し土壌生物による水源涵養機能の発達した土壌が出来る。
 林業のように森林の伐採イコール森林破壊と考えるのではなく、林業が活性化することで建築用木材や家具などによる二酸化炭素の貯留、 また光合成を活発に行える森林の維持が大切である。
発達した団粒状構造

トラックバック

 トラックバックURL:http://minibonsai.net/mt/mt-tb.cgi/48